盆景 BONKEI

一般社団法人日本盆景協会公式サイト

盆景略史

(1)盆景のはじまり

インドで誕生した仏教は中国と韓国を経て538年に日本に渡来し、日本の「八百万の神」に代表される古来からの自然信仰や民衆文化と融合して独自の仏教へ発展しました。
それは建築や文学、芸術、食文化に影響を与え、現代に伝わる伝統文化になったといわれています。
盆景はまさに日本に適合した芸術で、飛鳥時代推古天皇の頃には造園法が伝わり、天武天皇の頃には盆石、盆山、盆庭、盆景が確立されました。例えば正倉院には仏具(仏様に供える仏具)として使われたと思われる仮山(かざん)は世界最古の造景芸術として、安置されています。従って盆景は1400年前から始まったものと考えれられています。
平安鎌倉時代には絵巻物としてその形状がさらに分かるようになりました。室町時代には金閣寺、銀閣寺が建立されましたが、この庭園をつくる度にこの模型が作られ、これが箱庭の原点ともいわれています。又茶道のわびさびの思想が庭園造成に加わり、江戸時代には盆景の教本が数種刊行され、土地を持てなかった町人が箱庭を作って楽しみ、盆景売りの商売ができる程大流行しました。

(2)日本盆景協会の誕生

和泉流初代宗家泉智川氏は1891年(明治24年)頃、従来は石や赤土を使って盆景を作っていたのに対し化土(けと)つちを使用することによって深山渓谷が容易にできることを発表し盆景界に大きな影響を与え盆景の流派が続出しました。その高弟に小山潭水氏(後の神泉流初代家元)がおりました。
日本盆景協会の創立は1916年(大正5年)ですから、2016年に創立100周年を迎えます。大正5年11月昭和天皇の立太子礼奉祝典が東京市主催で日比谷公園に菊花大会が開催されることになりました。その時小山潭水氏は東京市公園課の井下清氏に盆景の出展をお願いしました。当初は果たして上手くゆくか疑問視されましたが、小山氏の熱意で了承され、小山氏は杉政湘雲氏、市会秀楽氏、吉村晴泉氏と共に協会設立準備委員となり「日本盆景協会」が誕生しました。そして100席を出展し、約10万人の観覧者より「素晴らしいものだ」と感嘆の声があったと伝えられています。
以後毎年盆景展が東京市主催で菊花大会と共に27年間開催されました。戦争の為、一時中断しましたが、昭和23年に再開し、初代名誉会長に久邇朝融氏が就任し、続いて二代名誉会長に閑院純仁氏が就任しました。日本盆景協会創立50周年記念大会は1967年(昭和41年)東京・椿山荘にて盛大に行われ、記念写真帖2巻が発行されて、その中に名誉会長の作品「帰り路」と「厳上遊鶴」が掲載され、長年にわたり協会の発展に寄与されました。
戦後の盆景展は日比谷公園と浅草観音境内を中心に春秋2回行われ1997年(平成7年)第148回展で終了して現在に至っております。


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