盆景 BONKEI

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盆景の効用

盆景には様々の効用(功徳くどく)があると思われます。室町時代の末期に盆石などを
讃える詩がありました。これが「盆山十徳」です。盆山とは盆栽や盆石のことで、昔は盆
石を盆景と混用していたので盆景のことも示していると考えられます。
「盆山十徳」その1
作者は白居勿(はくきよい)字は楽天(722年~846年)。中国、中唐の詩人で、太
湖石を発見して、これを広めた人で、十徳の中の三旬に
益精延愛顔 こころをゆたかにし愛顔を延ばす
不遠見眺望 遠からずして眺望を見る
愛之無悪業 之を愛せば悪業なし
「盆山十徳」その2
作者は黄庭堅(こうていけん)字は山谷(1045年―1105年)中国、北宋の詩人
でその中の三旬に
平日見四季 平日に四季を見る
覧之他情無 之を見れば他情なし
不行見山海 行かずして山海を見る
最後の詩は「盆景」そのものを示しています。
即ち「盆山十徳」では
① 風景を賞玩し(めでて味わうこと)
② 身体を健康にすること
③ 精神を善い方に導くこと
を述べています。
又「立花十徳」が「花伝書」によく出てきますが、この場合は殆んどが仏教教理を表現し
ています。

盆景は子供には、情操教育、即ち豊かな感受性や創造的・批判的な心情、積極的・自主
的な態度を育て養うための教育に役立ちます。
女性には、1911年(明治21年)に出た浮世絵「教育女札式之図」に、生け花、茶
道、裁縫、折り紙、書画、盆石、盆景などが画かれており、今から120年前には、盆景
も女性教育の一つとなっていたようです。これは現代社会にも通じます。
又長寿社会を迎える現代のお年寄りには、指先を使って美しい景色を居ながらにしてつ
くれることは、認知症の予防にもなり、生活に楽しみと心の安らぎを与えます。
盆景は国籍を問わず、老若男女万人に愛される芸術で、総ての人に幸せをもたらすもの
と確信いたします。


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